経済産業委員会−

−消費生活用製品安全法改正案・電気用品安全法の改正案について−

平成19年11月13日(火)

■松下新平■
 無所属の松下新平です。皆さん大変お疲れさまです。
 本日、二つの法案の議題ですけれども、私も賛成の立場から簡潔に質問をさせていただきたいと思っております。
 既に午前中から五名の委員の皆さんから様々な角度で御質問があり、そして政府から答弁をいただいたところであります。ですから、私からは総論的に甘利大臣の政治のリーダーシップという観点から御答弁をいただきたいと思っております。
 まず、閣法第一号の消費生活用製品安全法改正案についてでございます。経年劣化、これはこの委員会での質疑がありましたとおり、安全、安心というのが第一義の目的でございますけれども、これには新たなライフスタイルの提案、これも今日の審議を聞いておりまして、含まれているのではないかなと思っております。
 長く使うことの反対の意味は使い捨てでありますが、使い捨てといいますと使い捨てカイロとか使い捨てコンタクト、最近では議員も使い捨てという表現もなされておりますけれども、格好良さであるとかリッチ、進んでいると、そんなイメージでとらえられております。確かに利便性の面ではこの使い捨てというのは我々恩恵を受けているわけですけれども、反面、物を大切に使う心でありますとか、あるいはごみを大量に出してしまう、その問題も露呈しているわけであります。
 そういった意味で、私は今日の委員会質疑の中で大臣が賢い消費者という言葉を使われました。包丁の使い方の例を取って言われた、このことが私はキーワードになるんじゃないかなと思っておりまして、その点から考えていただきたいと思います。
 この法案は、点検するということでこの点検がうまく実際機能されるかどうかというのが一つ議題となったわけでございます。点検というと、私たちの身近なところでは車の定期点検がございます。車検ですね。これはきちっとそれぞれ使う側も点検する側もうまく機能している例だと思います。あるいはシートベルトの着用、これも、それを法案を施行する前はいろんな議論がありましたけれども、施行日にはほとんど着用していると。これは日本人の特性にも通ずる話かもしれませんが、うまくいった例がございます。
 それに対して、今回の点検の作業ですね。これは努力義務でありますけれども、これはPSE騒動を出すまでもなく、これまでも大変難しい、ある意味限界を感じております。どこまで規制をすればいいか。過剰な規制はコストも掛かりますし、経済の停滞を招くことも考えられますので、そのバランスが求められているわけであります。
 そこで、先ほど申し上げました賢い消費者。この経年劣化による危害を防止するということはライフスタイルの提案であります。物を大切にする心、あるいは、これは環境の問題に寄与するんだと。そういった意味合いを政治のリーダーシップで更に大きな声でPRしていただけないでしょうか。そのことを御答弁お願いしたいと思います。
■甘利 明 経済産業大臣■
 資源は有限でありますから、それを大事に保守点検をしながら長く使うということは大切な考え方だと思います。
 もちろん、その一方で、例えばCO2対策のように、新しい製品は電気の消費量が少なくてCO2をそれだけ出さないと。ですから、地球温暖化の観点からはそういうものが促進をされるようにという考え方がもう一方であります。ただ、これは、だから使い捨てを推奨するということとは全然違う話でありまして、有限な資源を大切に使っていく、リサイクルをしていくということは、すべてに共通する環境保全の考え方だろうというふうに思っております。
 ただ、その際に、製造物というのは必ず経年劣化というのがどう大事に使っても起きるものでありますから、その際にどう安全を維持するために対処するか。作る方も販売する方も、そして買って使う方も、あるいは借りて使う方も、あるいは貸す方も、安全に使用するための常に注意喚起を行うということが大事であろうというふうに思っております。
■松下新平■
 是非よろしくお願いいたします。
 続きまして、閣法二号の電気用品安全法の改正案について御質問いたします。
 一連の事故を受けまして、リチウムイオン蓄電池が追加されたわけでありますけれども、業界も自主的基準を設けるということを伺っております。それは結構なことでありますけれども、やはり業界は業界の立場がございますので、やはり政治のリーダーシップ、今日の委員会の議論も踏まえて、しっかり業界に対してもリーダーシップを取っていただきたいと思いますが、大臣の御決意をお願いいたします。
■甘利 明 経済産業大臣■
 蓄電池を使う物の進化というのは、正に電池の進化であるとよく言われます。携帯電話がその例でありまして、あれは電池を高性能化する、小型化するという歴史が携帯電話の発展の歴史の大宗を担っているというふうに言われます。
 高エネルギーを凝縮していきますと、どうしても安全性により配慮を払わなければなりません。でありますから、リチウム電池による事故が多発しましたところから、これをきちっと安全基準をしいて、その安全基準をクリアしたものしか売ってはいけないということにした次第でございまして、現実の事故情報を製造にフィードバックをしまして、より安全なものを、安全基準以上のものを世の中にデビューをさせていくという考え方でございます。
■松下新平■
 是非業界にもしっかりその考えを伝えていただきたいと思います。
 本日は、国内の具体的な事案についての議論でありましたが、大臣におかれましては明日から外遊をされます。大変強行な日程とお伺いしておりますが、是非国益のために頑張っていただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。