−少子高齢化・共生社会に関する調査会−

外国人との共生について

平成21年6月10日(水)
■松下新平■
  改革クラブの松下新平です。
  本日は、外国人との共生という切り口に対して、それぞれ現状と課題についてお述べいただいたんですけれども、改めて省庁の横断的な対応というのが重要だと感じました。引き続き、しっかり連携を取っていただきたいというふうに思います。
  いろいろお話、議論が深まってまいりましたけれども、今日のちょうど読売新聞の一面に外国人との共生について記事が掲載されておりましたので、それを題材にそれぞれのお考えをお述べいただきたいと思います。
  お話がありましたとおり、この世界同時不況、これが国内の外国人の方、労働者の皆さんを直撃しているという実態がずっと取材されているわけですけれども、この「日本の活力」というシリーズの中で、「夢を描けぬ外国人」、今、福島委員からも御指摘がありましたけれども、そういった実態が記されております。そこで、外国人教育に詳しい愛知淑徳大学の小島祥美講師が次のように述べていらっしゃるんですね。それをお聞きいただいて、内閣府の増原副大臣と厚生労働省の渡辺副大臣に御所見をいただきたいと思います。
  この講師は、介護や製造現場で外国人が労働力を担う時代が来ると。そうした上で、子供の教育を放置すれば生活保護や犯罪など社会的コストが増えると。逆に、日本で活躍する人材になる可能性もある。外国人労働力を生かすには、一家で暮らせる環境づくりが必要というのだというふうに記されております。
  私も、この日本の人口減少社会、大きな意味で労働現場でのミスマッチ解消、そういった意味で外国人の労働力に期待する時代が来るし、そういう今、日本の現状でもあると思います。そのために今何を準備しなきゃいけないか、その辺について御所見をお願いしたいと思います。
■増原 義剛 副大臣■
  今何をしなければならないかということでございますが、まずは第一に経済をしっかりとすることが本当に大事だと思いますね。一方で、グローバル化して人口減少社会でありますから、それはもう少し日本もいわゆる内外無差別の状況の下で交流があってしかるべきであると思いますが、一方で、皆さん御承知のように、ニート、フリーターと言われている方々が数百万人、これはカウントの仕方によりますけれども、我が国にはやはりいるわけですね。本来、こういう方々が、年金制度やいわゆる医療制度をしっかり支えなくてはいけないという人たちがその支え手になっていないという国内的には大きな問題もあります。
  そういうものを踏まえながらやはり我々としては対応していくべきではないかと、そういうふうに思っております。当面は経済を良くすることだと思います。
■渡辺孝男 副大臣■
  基本的には外国人の労働者にどの程度日本が頼ることになるのかということになりますけれども、今のところは単純労働者の受入れは問題があるだろうという認識でありますけれども、既に国内で活躍されているような方々の特に子供さんとか、そういう方々がやはりきちんとした教育を受けて、例えば介護分野等に頑張っていただくとか、そういうことであれば大変よろしいことというふうに考えて、厚労省の方も、そういう方々がきちんと勉強をし、そして国内で働いていただくということは歓迎をしているわけであります。
  あと、技術を持っていらっしゃる方が国内で働いていただくということは、これは日本としても歓迎をしているわけでございます。
  とにかく、外国人との共生というのは大変重要な課題でありますし、今後とも共生という観点を踏まえまして対応していきたいと考えております。
■松下新平■
  ありがとうございました。
  もう一点、留学政策につきまして、これは文部科学副大臣の松野副大臣、よろしくお願いいたします。
  これも今朝の読売新聞からの、これは東京大学の栖原暁教授の考えについてなんですけれども、ちょっと読み上げたいと思います。
  住居の確保や異文化への不理解などに悩む留学生は相変わらず多いとした上で、留学生を単なる労働力とみなして安易に呼び込むような計画では優秀な人材を海外に持っていかれると危機感をあらわにすると書かれております。
  私も、この留学生の中で、それぞれみんな日本でしっかり学んでいただきたいんですけれども、特に優秀な人材、それは国策上も、また国益にかなうものですから、しっかりネットワークを強固にしていくべきだと思いますけれども、副大臣の考えをお願いいたします。
■松野博一 副大臣■
  留学生問題に関しましては、今、留学生三十万人計画ということを進めておりまして、その中に、委員御指摘の留学生宿舎の整備等々の問題も含めて考えております。大学のカリキュラムに加えて、こういった周辺の環境整備というのも、留学生に日本で学んでいただくために非常に重要な施策だというふうに考えてしっかりと進めてまいりたいと思っておりますし、また、委員からのお話があったとおりでありますけれども、将来日本で、海外でも活躍をしていただける、また、留学生が今、日本を選びづらい大きな理由の一つとして、日本に留学した後、日本での就職が確保されにくいという点もございますので、こういった点も関係各省と連携を取りながら対策を進めてまいりたいと考えております。
■松下新平■
  ありがとうございました。
  今、日本での雇用の話がありましたけれども、これは厚生労働省ですので、しっかりまた連携を取っていただきたいと思います。
  以上で終わります。