2022年2月7日~2022年2月22日
茅舎石・創作石付き皐月盆栽品種「八咫の鏡」
茅舎石:左置石
創作石付き皐月盆栽 品種「八咫の鏡」:右側盆栽
2021年、5月19日。世界初となる結婚式が行われた。
1000年を超える樹齢を持つ樹の前で永遠の愛を誓う「盆前婚」だ。
新郎である春花園BONSAI美術館の神康文はケーキ入刀に皐月の芽切り入刀の儀式を行い、その時実際に切られたのがこの「八咫の鏡」である。
切った芽を挿し芽にして挿し芽の数だけ子宝に恵まれる願掛けがされている。
この八咫の鏡は盆栽界の鬼才の異名をもつ小林國雄親方が荒木から改作して作った石付きの名品。
名前の由来はもちろん、日本創生の古書「日本書紀」にて岩戸にこもった天照大御神(あまてらすおおみかみ)を光の反射で引き戻らせた日本を代表する三種の神器である。
盆栽界のアマテラス、小林國雄の後光が日中2国の間に生きていく二人の門出を明るく照らしていくだろう。
添えの茅舎石は日中両国が仲睦まじく寄り集う家庭を思わせる。