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令和三年年頭ご挨拶

謹賀新年

令和3年の幕開けにあたり、私のホームページにアクセスしてくださっている皆様にご挨拶申し上げます。旧年中も、多くのアクセスや貴重なご意見などを賜り誠にありがとうございました。私の政治活動に大きな励みになりますと同時に、良い緊張感を頂いています。

冒頭に、今般の新型コロナウイルス感染症によって、無念にもお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。又、罹患された皆様にお見舞いを申し上げますと共に、一日も早いご回復をお祈りします。

この間、医療、保健所、介護の現場などで昼夜を分たず、国民の健康と命を守るために御尽力いただいている全ての皆様に、改めて衷心より敬意と感謝を申し上げます。


さて、私の政治活動も参議院議員としては平成16年の7月の就任から17年目を、宮崎県議会議員の2期5年間と通算しますと22年目を迎えることになりました。

昨年9月、安倍晋三前総理の突然の辞任を受けて、菅義偉政権が発足しました。

私は、参議院無派閥議員10名とともに、当時の菅義偉官房長官に出馬要請をし、中心となって自民党総裁選挙を戦い、無派閥出身初の党総裁、総理誕生の一翼を担いました。

菅義偉政権は、国民の皆様の命と暮らしを守り抜くことを固くお誓いし、感染拡大防止と経済回復に、引き続き総力を挙げて取り組んで参ります。皆様と共に、この未曾有の国難を乗り越え、ポストコロナの新しい社会をつくり上げて参ります。

未曽有の被害をもたらした東日本大震災から、本年3月で10年の節目を迎えます。この間も、我が国は多くの災害に見舞われました。復興・創生へと向かう一方、災害の記憶を決して風化させることなく、改めて、一人の命も失わせないという強い決意と覚悟を持ち、防災・減災、国土強靭化の取り組みを加速させます。

我が国の新たな成長の源泉となるのは、「グリーン」と「デジタル」です。イノベーションを目指す大胆な投資を率先して支援し、全ての政策資源を集中し、あらゆる改革を断行することで、経済社会を大きく変革し、次なる時代をリードしていきます。

コロナを機に地方への関心が一層高まる中、デジタル化を進めつつ、地方への人の流れを生み出します。農業改革や観光政策などを通じて、我が国の消費の多くを占める地方の経済を活性化させ、日本全体を元気にして参ります。

国際情勢の不透明さが増す中にあっても、我が国の確固たる外交方針は揺らぎません。日米同盟を基軸とし、「自由で開かれたインド太平洋」を実現するための取組を戦略的に進めていくとともに、近隣諸国との安定的な関係を築いて参ります。

コロナ危機は、国際社会の連帯の必要性を想起させました。我が国は、多国間主義を重視しながら、「団結した世界」の実現を目指し、ポストコロナの秩序づくりを主導して参ります。

そして、今年の夏、世界の団結の象徴となる東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催いたします。安全・安心な大会を実現すべく、しっかりと準備を進めて参ります。


政府開発援助(ODA)等に関する特別委員長としては、新型コロナウイルス感染症への対策や2030年までの国連の持続可能な開発目標であるSDGsの達成に向けた取組を通じて、より良い世界の実現、世界平和のため、世界各国が協力して取り組んでいくよう尽力致します

慈善基金団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」の「GZERO(Gゼロ)サミット」報告書によると、新型コロナウイルスのワクチンがアフリカやアジアなどの途上国に行き渡らない場合、日本経済に5年間で約1.4兆円の損失が出るとの試算がなされました。途上国で感染拡大が収束しないと、訪日する観光客や留学生、日本の製造業の輸出がいずれも減ると指摘され、「パンデミックは一国で乗り切ることはできない」として、途上国への公平なワクチン供給を訴えています。多国間でワクチンを共同購入する「COVAX(コバックス)」など、国際協力の枠組みで日本が主導的な役割を担うよう取り組んで参ります。


結びに、コロナ禍にあって、余儀なくされている人と人とのディスタンスですが、5年後、10年後に、『あの時は、確かに、物理的な距離を保つ必要があったが、逆に人の心と心はより近く結びついた、国と国も争い合う時代から許し合う時代になった。』と回顧されることを祈り、実践して参ります。

本年も、国民の皆様にとって何が「当たり前のこと」なのかをしっかりと見極め、「国民のために働く内閣」を掲げる菅政権を全力で支え、尽力して参ります。

これまで地域の消防団活動、宮崎県職員、宮崎県議会議員として地域に根差して活動してきた経験を踏まえ、初心を忘れず誠心誠意、役割を果たして参ります。

皆様の御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

令和3年1月4日 政府開発援助(ODA)等に関する特別委員長 / 参議院議員 松下 新平