2020.04.16
運送業者から一対面点呼とアルコールチェックについて
運送業では朝夕の対面点呼とアルコールチェックが義務付けられてます。
対面点呼は工夫でコロナ対策が何とか可能ですが、アルコールチェックは、共用の測定器を使う為、どうしても社員同士が接触してしまいます。対策として消毒液等を使ってしまうと、アルコール測定器に誤作動が発生し、正しく測定ができない状況です。
国土交通省として、対面点呼とアルコールチェックをしばらくの間は義務としない様にしてもらえると、運送業では社員間の接触を大幅に少なくすることが出来ます。
弊社でも陸運支局に問い合わせてみましたが、事業者で工夫をしろとの回答でした。
国としての対策は特にないようです。
現在の様な有事においては、一定期間の規制の緩和等も検討して欲しいものです。
(御回答)
○道路運送法令・貨物自動車運送事業法令では、自動車運送事業に係る輸送の安全を確保するため、運転者の変化を見逃すことのないよう、自動車運送事業者に対して、乗務前後の運転者への点呼を行い、アルコール検知器の使用による酒気帯びの有無の確認等を実施することを義務付けているところです。
○バス・タクシー・トラックなどの自動車運送は、我が国の国民生活や経済活動を支える重要なインフラであり、事故防止対策・感染予防対策を講じた上で、その輸送機能を確保することが重要であると考えております。
○アルコール検知器を介しての感染については、新型コロナウイルスのみならず他の感染症において、ストローを個人ごとで取り替える等、直接の接触をしないことから、まず感染する可能性はないと考えられます。
○国土交通省では、自動車運送事業者に対して、所属する運転者が新型コロナウイルスに感染した場合に報告するよう要請しておりますが、現在に至るまで、アルコール検知器を介して感染した事例のみならず、感染が疑われる事案は確認されておりません
○このため、運送事業者に対しては、引き続き、アルコール検知器を使用した酒気帯びの有無の確認をお願いしております。
○なお、アルコール検知器メーカー団体では、アルコール検知器の除菌に係る問い合わせがあった場合には、アルコール検知器の本体、ストロー、接続部分、センサー等を中性の消毒液で除菌し、乾燥させてからしようするよう案内をしており、これにより、更に感染のおそれが低くなるものと考えております。
○国土交通省では、引き続き、輸送の安全確保に向けた取組とともに、新型コロナウイルスの感染拡大防止の取組が確実に実施されるよう取り組んでまいります。