TOP 参議院北朝鮮による拉致問題等
この度、参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長に就任いたしましたので、謹んでご報告いたします。
拉致問題は、日本の主権と国民の生命・安全に関わる重大な問題であると同時に、基本的人権の侵害という国際社会全体の普遍的な問題です。
また、拉致被害者やその御家族が高齢となる中で、時間的な制約のある人道問題でもあります。
政府においては、拉致問題を国の責任において解決すべき喫緊の重要課題と位置付け、拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化はあり得ないとの方針を堅持し、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くすとともに、拉致に関する真相究明、拉致実行犯 の引渡しを引き続き追求しているところであります。
その上で、本特別委員会においては、政府から拉致問題解決の取組に関する最新の報告を継続的に聴取するとともに、 5 人の拉致被害者が帰国して以降、残る拉致被害者の救出、及び拉致の可能性を排除できない失踪者の捜査など全く進展のない状況について政府の見解を質し、厳しく追及して参ります。
また、各種国際会議や各国との首脳会談を始めとする外交上のあらゆる機会を捉えて拉致問題を提起し、拉致問題解決に向けた国際的な連携、拉致問題への理解を深めるための啓発活動、拉致被害者やそ の御家族への支援等についての議論も積み重ねてきております。
本特別委員会の委員長として、政府の拉致被害者救出への取組を後押しするとともに、拉致被害者御家族を始めとして国民の声に真摯に耳を傾け、拉致問題解決に貢献できるよう邁進して参ります。
令和6年4月1日
参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長に1 月 26 日に就任以来、林芳正内閣官房長官兼拉致問題担当大臣と宮崎青島海岸での拉致現場などの視察や、関係者との面談など、拉致問題の解決に向けて汗をかいております。
3月15日には、参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会を開催して、北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、北朝鮮をめぐる最近の状況について、上川外務大臣より、拉致問題をめぐる現状について、林国務大臣(拉致問題担当)より説明聴取しました。
今後、大臣所信に関する質疑など筆頭理事間協議を経て実施して参ります。
3月27日には、和田春樹さん編、田中均さん、福澤真由美さんなど執筆により、岩波書店から発刊されました「北朝鮮拉致問題の解決 膠着を破る鍵とは何か」提言の集いが開催され、私も参加して、次のとおり挨拶致しました。
ご出版おめでとうございます。拝読いたしました。改めて、これまでの皆様のお取り組みに敬意を表します。
私は今年で、国会議員として20年目を迎えております。これまで、拉致問題に関しては、自民党北朝鮮による拉致問題対策本部、自民党外交部会長、議員外交議員連盟などにお いて、拉致問題を取り組んで参りましたが、全面的な解決していないことに与党の一員として責任を痛感しております。
拉致問題は、日本の主権と国民の生命・安全に関わる重大な問題であると同時に、基本的人権の侵害という国際社会全体の普遍的な問題です。
また、拉致被害者やその御家族が高齢となる中で、時間的な制約のある人道問題でもあります。
参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長として、政府方針通り、拉致被害者の一括全員帰還を目指し職責を果たして参ります。
この特別委員会は、2004 年から 20 年間に渡り、衆参にそれぞれ継続して設置されています。
今国会での参議院の取り組みは、3月15日に上川外務大臣、林拉致問題担当大臣から所信聴取、今後、随時、委員会を開催して、政府を質して参ります。
そこで、平壌宣言以降、五人の拉致被害者が生還して以来、全く動きがないのはどうしてか。ここで立ち止まって、拉致被害者のご家族の立場に立って、今一度考え直す必 要があるのではないか。今日の集会で皆さんのお知恵やお考えを頂いて、今後の方針に役立てたいと考えています。
それを拉致被害者のご家族のご理解を頂いた上で、政府に意見具申するつもりです。
また、拉致問題が未解決であることは、北朝鮮との膠着状態を維持することになり、日本の安全保障に重大な懸念をもたらします。それだけに拉致問題は人道上の問題に留まりません。
今、北朝鮮は韓国との決別を宣言し、緊張はこれまでにない未曾有の高まりを見せています。我々は、当然、日本の国民の命も守らなければなりません。
そのような観点から、拉致問題対策特別委員長としてのみならず、国会議員としての使命を果たすべくしっかりと解決を図ります。
拉致問題の膠着状態の現状を打破し、拉致問題の解決に向けて、尽力して参ります。それには、国民の機運の醸成が 不可欠です。改めて、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
令和6年4月吉日
各位殿
参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長
参議院議員 松下 新平
令和6年10月1日
本日、参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会が開催されました。
特別委員長の互選が行われ、あらためて、委員長に選任されました。
令和6年11月28日
委員長に選任されました。
令和6年12月20日
本日、参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会が開催されました。
委員会では、「北朝鮮をめぐる最近の状況」について岩屋毅外務大臣より、「拉致問題をめぐる現状」について林芳正拉致問題担当大臣より説明がありました。
令和6年12月23日
本日、参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会が開催されました。
委員会では、「北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査」について岩屋毅外務大臣、林芳正拉致問題担当大臣への質疑応答がありました。