政治方針

TOP 政治方針令和7年 年頭ご挨拶

令和7年年頭ご挨拶

謹賀新年

令和7年の幕開けにあたり、私のホームページにアクセスしてくださっている皆様にご挨拶申し上げます。
 旧年中も、多くのアクセスや貴重なご意見等を賜り誠にありがとうございました。
 私の政治活動に大きな励みになりますと同時に、良い緊張感を頂いています。

不確実性、不透明性な国内外情勢にあって、国民の皆様に過度なご心労、ご苦労をおかけしたこと、様々な課題を未解決のまま、越年した責任を痛感し、“叩き上げ”の政治家として決意を新たにしております。
 時代の大きな転換期には、人類の英知と努力で、新しい時代にふさわしい日本を創り上げ、この困難な時代を乗り越えていくことが求められます。
 そのために、政権与党の1人として、多くの難しい課題に対して、国民に正直に語り正面から立ち向かい、解決の糸口を必ず見つけ出して参ります。

1年前の元日には、能登半島地震が発生しました。
 災害関連死を含め、500人を超す犠牲者を出す大災害になってしまいました。
 また、8月8日には日向灘の地震が起きて、初めて南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意が発出されました。
 今年は災いの少ない年であることを祈りつつ、政治の責任において、次への災害への備えを徹底して参ります。

今年は、昭和100年、戦後80年、口蹄疫発生から15年の節目の年となります。
 天皇陛下は、年頭の所感で、「終戦以来、人々のたゆみない努力により、今日のわが国の平和と繁栄が築き上げられた」とする一方で、現在も戦争や紛争により世界各地で多くの人の命が失われていることに「深い悲しみを覚えます」と述べられました。

すべての人々の幸せを実現するため、石破政権は3つの重要政策課題に取り組みます。
 政権与党として、参議院の立場としてもしっかりと支えて参ります。

第一は、外交・安全保障上の課題への対応です。
 ロシアのウクライナ侵略、北朝鮮の度重なるミサイル発射など、わが国を取り巻く国際情勢は厳しく複雑です。
 こうした中でも、外交と防衛を車の両輪として、わが国の国益を守り抜きます。
 防衛力の根幹である自衛官の生活・勤務環境や処遇の改善にも取り組んでいきます。

第二は、日本全体の活力を取り戻すことです。
 深刻な人口減少という「静かな有事」が起きており、地域の活力、そして経済の活力が低下しています。
 地方創生2.0を起動し、東京の一極集中を是正し、魅力ある地方と都市が結びつき、多様な国民の幸せが実現できる日本を作っていきます。
 また、生活が豊かになったと実感できるよう、賃上げや国内での設備投資を後押しし、「賃上げと投資が牽引する成長型経済」へ移行していきます。
 将来に向けた安心感を生む社会保障制度に向けても取り組んでいきます。
 
 第三は、治安・防災への更なる対応です。
 世界有数の災害発生国であるわが国において、いつ起きるかわからない災害にも、最大限の備えをしてまいります。
 令和8年度中の防災庁設置に向けて着実に準備を進めてまいります。
 「闇バイト」などの強盗・詐欺被害から、国民の皆様の生活を守っていきます。

4月からは大阪・関西万博も始まります。
 多くの方に訪れていただき、未来社会への希望を感じていただきたいと思います。
 私自身、自民党スポーツ立国調査会長として、2年目を迎えます。
 世界があらゆる課題に直面している中で、わが国として先進的に課題解決に取り組み、スポーツが持つ様々な価値を向上させることにより、世界に類を見ないスポーツ立国の実現を本調査会では目指して参ります。
 今年は、デフリンピック大会や世界陸上大会、来年は、名古屋でのアジア競技大会やアジアパラ競技大会、ミラノ・コルティナ冬季大会をはじめとする国際メガスポーツイベントの国内を含めた開催が続きます。
 コロナ禍からもようやく脱し、多くの人々にスポーツに親しみを持ってもらう絶好の機会であり、また、インバウンド需要も拡大している中、まさしくスポーツ立国としての日本を実現していくチャンスの到来です。

令和4年夏の参院選において、宮崎選挙区としては初めての4期目の負託を頂き、私の政治活動も参議院議員としては平成16年の7月の就任から21年目を、宮崎県議会議員の2期5年間と通算しますと26年目を迎えることになりました。
 参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長と併せ、政府および党の施策を後押しするとともに、皆様からのお声を真摯に受け止め、正々堂々と役割を果たして参ります。

平成11年宮崎県議会議員としてのスタート時から、『李下に冠を正さず』の精神から、企業献金を断り、宮崎県では初めての個人サポーター制を導入し、現在も継続させて頂いております。
 これまで延べ3万5千人を超えるご賛同を頂くまでになりました。
 お陰様です。感謝と共にクリーンな政治をお約束した責任も重大です。
 この初心に立ち帰り、正々堂々と天下国家を論じ、日本、故郷のためにさらに大きなご期待にお応えすべく、“叩き上げ”の政治家として全身全霊で奉仕して参ります。
 結びに、歴史上、日本は何度も国難とも呼ぶべき大きな困難に直面してきましたが、その都度、国民が一致団結し、自らの国を適応させることで、あらゆるピンチを乗り越えてきました。
 今、日本が直面する困難も皆が力を合わせることで必ず乗り越えられると確信しています。
 そして、子供たちこそ、日本の未来です。
 子供たちの誰もが、家庭の事情に関わらず、未来に希望を持ち、それぞれの夢に向かって頑張ることができる社会の実現のため、争い合う時代から、許し合う時代へ、そして、気は優しく力持ち、そういう日本をつくって参ります。
 本年が平和な世界で、皆様にとって幸せ多き年となりますことをお祈りいたします。

令和7年1月1日
参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長
自民党スポーツ立国調査会長
参議院議員
松下 新平