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政府開発援助(ODA)等に関する特別委員長に就任

この度の菅義偉内閣の発足に伴い、政府開発援助(ODA)等に関する特別委員長に就任いたしましたので、謹んでご報告いたします。


現在世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症への対策や2030年までの国連の持続可能な開発目標であるSDGsの達成に向けた取組を通じて、より良い世界の実現、世界平和のため、世界各国が協力して取り組んでいくこと、すなわち、「争い合う時代から許し合う時代への転換」が求められております。我が国がこうした取組を進める上での重要な手段であり、外交の柱の1つでもあります。厳しい財政状況の中ではありますが、これまでの日本人が培ってきた真心の支援の強みを活かして、国民のご理解とご協力をいただきながら、効果的・効率的に実施していく必要があります。1954(昭和29)年にコロンボ・プランへ加盟したことを機にODAを開始し、これまで190か国・地域に、累計支出総額ベースで5,316億ドル(約65兆円)、支出純額ベースで3,758億ドル(約48兆円)の支援を実施しています。


政府開発援助(ODA)等に関する特別委員会は、参議院改革の一環として、平成16年に設置された参議院独自の委員会であり、毎年度ODAに関する議員調査団を途上国等へ派遣し、現地調査を行っています。これまで16回に渡り、61班、延べ248名の参議院議員が78の国・地域に派遣されました。私も、これまで、アフリカ、東南アジア、南米に派遣されました。


国会としてODAへの積極的な関与をしていくという観点から、ODA予算の適正な執行を始め、国際援助・協力に関する諸問題について様々な調査を行っております。これまでの、総務副大臣兼内閣府副大臣、自民党外交部会長等の経験を活かし、委員長として、政府の施策を後押しするとともに、より効果的なODAの取組に資する積極的な活動のために尽力して参りたいと考えております。


令和2年10月26日 政府開発援助(ODA)等に関する特別委員長 / 参議院議員 松下 新平