謹賀新年
令和5年の幕開けにあたり、私のホームページにアクセスしてくださっている皆様にご挨拶申し上げます。旧年中も、多くのアクセスや貴重なご意見等を賜り誠にありがとうございました。
私の政治活動に大きな励みになりますと同時に、良い緊張感を頂いています。
冒頭に、今般の新型コロナウイルス感染症をはじめ様々な病によって、無念にもお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。又、罹患された皆様にお見舞いを申し上げますと共に、一日も早いご回復をお祈りします。
この間、医療、保健所、介護の現場などで昼夜を分たず、国民の健康と命を守るために御尽力いただいている全ての皆様に、改めて衷心より敬意と感謝を申し上げます。
旧年中は、コロナ禍のパンデミック3年目、ロシアによるウクライナ侵略、エネルギー危機や急速に進展する円安による物価高など、激動の一年となりました。不確実、不透明な国内外情勢にあって、国民の皆様に過度なご苦労を強いたこと、様々な課題を未解決のまま、年を迎えてしまったことに、責任世代の政治家として慚愧の念に堪えません。
今、私達の世界が、経済も国際秩序も、歴史的な分岐点を迎えているからだとすれば、この時代の大きな転換期にあって、人類の英知と努力で、新しい時代にふさわしい日本を創り上げ、この困難な時代を乗り越えていくことが求められます。
そのために、政権与党の1人として、多くの難しい課題に対して、国民に正直に語り正面から立ち向かい、解決の糸口を必ず見つけて参ります。
岸田政権が進めてきた新しい資本主義は、持続可能で包摂的な、新たな経済モデルを作りあげるための挑戦です。社会課題を成長のエンジンへと転換し、社会課題の解決と経済成長を同時に実現していきます。
今年も、グリーン、デジタル、スタートアップ、イノベーションなどの分野に、官民が連携して、わが国の人とカネを大きく集中させ、大胆な投資と改革を進めてまいります。
昨年末には、2022カタールワールドカップ(W杯)での森保ジャパンの活躍や外国人観光客の受入れ再開など、徐々に明るい兆しも感じられるようになりました。
私自身、昨夏には参議院議員選挙において、宮崎選挙区としては初めての4期目の再選の負託を頂きました。
私の政治活動も参議院議員としては平成16年の7月の就任から19年目を、宮崎県議会議員の2期5年間と通算しますと24年目を迎えることになりました。
世界に目を向ければ、ロシアによるウクライナ侵略はもとより、核兵器を巡る脅威の高まり、国際社会の分断など、私たちは今、戦後最も厳しいとも言える安全保障環境に直面しています。
昨年末に、決定した国家安全保障戦略も踏まえ、わが国自身の外交的努力を更に強化し、さらには、その裏付けとなる防衛力の強化などにも全力で取り組みます。平和外交と共に、国家・国民を守り抜くとの使命を、断固として果たして参ります。
そして、本年は、全世代型社会保障改革に取り組みます。少子化対策、こども政策は、社会全体を維持できるかどうか、という大きな課題が突きつけられています。
これまで、コロナを克服し、日本経済の力強い再生を成し遂げ、新たな国際秩序をしっかりと創っていくための布石が打たれました。そして、今年は、防衛力強化、新しい資本主義、GX、新時代リアリズム外交等、実践する元年です。
歴史上、日本は何度も国難とも呼ぶべき大きな困難に直面してきましたが、その都度、国民が一致団結し、自らの国を適応させることで、あらゆるピンチを乗り越えてきました。
今、わが国が直面する困難も皆が力を合わせることで必ず乗り越えられると確信しています。
そして、子供たちこそ、わが国の未来です。子供たちの誰もが、家庭の事情に関わらず、未来に希望を持ち、それぞれの夢に向かって頑張ることができる社会の実現のため、争い合う時代から、許し合う時代へ、そして、気は優しく力持ち、そういう日本をつくって参ります。
結びに、本年が世界が平和で、皆様にとって幸せ多き年となりますことをお祈りいたします。
令和5年1月4日 参議院政治倫理審査会長 参議院議員 松下 新平